♪青い山脈(服部良一)
1949年、映画「青い山脈」で使われた曲。藤山一郎さんが歌っています。敗戦後の日本人を慰めた有名な映画・・・らしいのですだ、すみません、見た事ありません!!とにかく、今の80代〜のおじいちゃんおばあちゃんにはとても人気の曲です。
ここは、気合いを入れて(?)コード譜を前奏からご用意しました。昔の曲は、前奏や間奏も結構重要なのが今の作風と違うなって思います。
項目 | 調 | 歌い出し | 歌い終わり | 最低音 | 最高音 |
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原曲 | Cm | C | C | C | E |
とまじぃ | Cm | C | C | C | E |
とまじぃ | Am | A | A | A | C |
この曲は、原曲のままだと最高音がEと高いです。下げる場合、おじいちゃんに合わせて下げるのか、おばあちゃんに合わせて下げるのか、悩みます。コード譜は、原曲と少し下げたほうと両方ご用意しました。(下の方に移調ボタンを付けましたので、他の調にしてみたい方はご活用ください。)
コード譜1(難易度3)
前奏
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ラ〜ンララ、ランランランラン
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♪若く明る歌声に〜
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♪青い山脈〜
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♪空の果て〜
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コード譜2(難易度3)
前奏
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ラ〜ンララ、ランランランラン
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♪若く明る歌声に〜
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♪青い山脈〜
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♪空の果て〜
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移調する
※Eのコードは抑えにくいので、E7でも良いと思います。
♪椰子の実(大中寅二)
1936年(昭和11年)大中寅二による作曲。詞は、島崎藤村。この曲を知らない日本人はいないと言っていいほど有名な曲ですね!
芸術的価値が高く、誰にでも歌う事の出来て、みんなが覚えているような海の歌として、私は、「浜辺の歌」もあげられると思います。しかしながら、ご高齢の皆様はこの「椰子の実」のほうをより好む傾向があるように感じています。
何故なのかは分かりません。しかし、「浜辺の歌」がBメロで上の方向に派手に跳躍し、楽器で演奏した時に「謡映え」がするのに対して、「椰子の実」は藤村の芸術性の高い詩がそのまま日本語として生きていることにヒントがあるような気がします。短歌や俳句など、和歌が我々より身近だった影響かもしれません。
項目 | 調 | 歌い出し | 歌い終わり | 最低音 | 最高音 |
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原曲 | ? | ? | ? | ? | ? |
とまじぃ | G | D | G | D | D |
この曲は、ちょうど1オクターヴですね。因に、原曲の調については未確認です。良い音楽ゆえに、色々なバージョンが出過ぎて究明できないことが多いので、この欄は削るかも。
コード譜(難易度2)
1番・2番
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間奏
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コーダ (♪思いやる八重の〜)
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終奏
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移調する
※Gのコードを抑えておいて小指で5フレットのDを抑えている箇所が1カ所あります。普通にGの方が簡単だし、そちらで全く構わないのです。が、メロディの動きと一緒に上昇した方が盛り上がるし、メロが根音のGから最高音のDに上がるこの小節で、ここだけ一小節ずっと同じコードで地味なのもと思って遊んでみました。なお、転回型は移調ボタン使用時は通常のコードになってしまいます。
♪星めぐりの歌(宮沢賢治)
誰でも知っているような知名度の高い曲ではありませんが、七夕〜花火〜中秋の名月と夜空を見上げる機会は多いこの季節。文学者として有名な宮沢賢治さん作詞・作曲のこの曲はいかがでしょう?「銀河鉄道の夜」と「双子の星」にも登場する歌なんですよ。
歌詞も親しみやすく短く、音楽も分かりやすいこの曲。認知症の祖母が気に入って、何度も口ずさんでいました。老人ホームの演奏会では、1曲か2曲、お年寄りが知らない曲を混ぜて刺激を受けてもらうことも音楽療法の観点から大事なんだそうです。
項目 | 調 | 歌い出し | 歌い終わり | 最低音 | 最高音 |
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原曲 | ? | ? | ? | ? | ? |
とまじぃ | C | G | C | G | A |
因に、原曲の調については未確認です。
コード譜(難易度1)
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コード譜(難易度2)
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移調する
※Fのコードを抑えておいて2フレットのBを抑えている箇所が2カ所あります。Fに4度を足しているから、そのままコード名考えるとF4になってしまうんです。でも、そんなコード名あったっけ??? ということで、Fと取り敢えず書いておきました。なお、転回型は移調ボタン使用時は通常のコードになってしまいます。
♪さくら(箏曲・作者不詳)
幕末に箏の練習曲として誕生した曲。有名な「さくら、さくら」の歌い出しの歌詞は2バージョンあり、「やよいの空は」と続くほうが年配者には馴染みがあるようです。(詳しくは、Wikipedia:さくらさくらなどご参照。)
項目 | 調 | 歌い出し | 歌い終わり | 最低音 | 最高音 |
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原曲 | Am | A | E | C | H |
とまじぃ | Am | A | E | C | H |
因に、調については未確認です。西洋音楽みたいに根音(ルート)で終わる構造ではないみたいで、よく分かりません。(汗)
【参考】地唄における音階と調性理論
http://homepage2.nifty.com/setut/note_1-4.htm
コード譜(難易度1)
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※Fの代わりにDmもありです。ただし、若干暗くなって指1本分難易度が増すので、あんまりオススメしません。
コード譜(難易度2)
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※Amの転回系が2カ所あります。Amを抑えた状態で1弦はC(3フレット)を抑えます。(又はCを弾いても、下から3本の弦だけ弾けばバレにくい。)なお、転回型は移調ボタン使用時は通常コードになってしまいます。
移調する
追伸: やっとウクレレ記法が巧く行きました。といっても、「はてなブログ」から「はてなダイアリー」に引っ越した結果なんですが。今、ブログとダイアリーに同じ内容がアップしてあって、ミラーサイト状態です。やれやれ。
お年寄りと一緒に音楽を楽しむために
こんにちは!
「とますとまじ」と申します。
私は、歌が好きな祖父母が老人ホームに入ったことをきっかけに、ウクレレを持って老人ホームの祖父母を訪問するようになりました。また、演奏会企画の機会もいただいたことがあります。
とても楽しいのですが、お年寄りと音楽を楽しむにあたり、他の演奏活動ではない2つの特有のハードルを 感じることがあります。ひとつは選曲、もうひとつは老人の体力に合わせた調やテンポの選択。
選曲については、お年寄りが好きな曲で、一緒に歌うのに向いている曲ってのが、経験つまないと分からないところがあります。
老人の体力・・・これは、声域の問題だったり、歌詞を読めるかどうか、読んでから声に出すまでのスピードなど様々・・・もともとの個人差もあるし、あんまり把握できていません。さらに認知症が加わることもあります。・・・いや、認知症の方のほうが多いように思います。
このブログでは、ウクレレのコード表と一緒に、老人ホームでの演奏に向いている曲を少しずつ紹介することで、私自身の備忘録として、また同じ苦労をしている皆さまのご参考として、カタチにしていきたいと思います。
ところで、ブログを開設した時点で、 タイトルが「お手軽楽器で老人ホーム演奏会をしよう♪」でした。私は、ウクレレ以外の楽器もやるし、祖父母の部屋以外でイベントとして演奏会をすることもありますので、そういった内容もこのブログで取り扱いたいと考え、一旦このタイトルにしてみました。
けれども、祖父母を訪ねる回数が増えるほどに、ウクレレだけは膨大な量になる可能性があり、独立したブログにしたほうが良いと考えるようになりました。
なぜなら、ウクレレは誰にでも簡単に演奏出来る楽器で、あまり奏者を選びません。(ギターと違ってFのコードを抑えるのも簡単、手の大きさを選びません。管楽器のように歯並びの影響はありません。あまり高価ではないし、運搬も簡単!)しかも、お年寄りからも好かれる優しい癒し系の音色。個室やロビーでちょっと弾いても、音量が大き過ぎることはないので、迷惑になりにくいところがあります。
これだけ老人ホームでの演奏に向いていたら、間違いなく多めの情報量になるでしょう。
それで、ウクレレに絞ったブログとして独立していた方が、後から情報を見つけやすいと思い「老人ホームでウクレレ♪」にブログ名を改めることにしました。
とはいえ、実は、はてブの管理画面の操作方法が分からず、ブログ名を変更出来なくて困っている状態。(汗) 実は、「はてなブログ」で巧い事「ウクレレ記法」が動作しないために、「はてなダイアリー」に引っ越しました。
こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
とます とまじ