♪椰子の実(大中寅二)

 1936年(昭和11年)大中寅二による作曲。詞は、島崎藤村。この曲を知らない日本人はいないと言っていいほど有名な曲ですね!

 芸術的価値が高く、誰にでも歌う事の出来て、みんなが覚えているような海の歌として、私は、「浜辺の歌」もあげられると思います。しかしながら、ご高齢の皆様はこの「椰子の実」のほうをより好む傾向があるように感じています。

 何故なのかは分かりません。しかし、「浜辺の歌」がBメロで上の方向に派手に跳躍し、楽器で演奏した時に「謡映え」がするのに対して、「椰子の実」は藤村の芸術性の高い詩がそのまま日本語として生きていることにヒントがあるような気がします。短歌や俳句など、和歌が我々より身近だった影響かもしれません。

項目   調   歌い出し 歌い終わり 最低音 最高音
原曲   ?  ?     ?     ?    ?   
とまじぃ G  D     G     D    D   


 この曲は、ちょうど1オクターヴですね。因に、原曲の調については未確認です。良い音楽ゆえに、色々なバージョンが出過ぎて究明できないことが多いので、この欄は削るかも。


コード譜(難易度2)

1番・2番
G D | D G D |
G C G | G D G |

G@5320 G | G D G |
C G | D G

間奏
C G | D G |

コーダ (♪思いやる八重の〜)
C G G@5320 | G D |
D G | C G D | G

終奏
C G | D G |

移調する

※Gのコードを抑えておいて小指で5フレットのDを抑えている箇所が1カ所あります。普通にGの方が簡単だし、そちらで全く構わないのです。が、メロディの動きと一緒に上昇した方が盛り上がるし、メロが根音のGから最高音のDに上がるこの小節で、ここだけ一小節ずっと同じコードで地味なのもと思って遊んでみました。なお、転回型は移調ボタン使用時は通常のコードになってしまいます。